ヨーロッパ人の食卓に欠かせないチーズ


おいしい西欧料理と聞いて思いつく国を挙げてみてください。
フランスやイタリアが真っ先に脳裏に浮かんだのではないでしょうか。

日本にも、これらの国々の有名料理店が多数ありますが――、
まったく異なっているのがチーズを食べる量です。
ヨーロッパの方々は毎月約1.5kgものチーズを召しあがっており、
これは一般的な日本人の20倍以上に相当するそうです。
どこのレストランにも何種類ものチーズを積んだワゴンがあり、
家庭でのおもてなしでも、チーズには力を入れているのです。

チーズによく合う料理

パンが主食のヨーロッパ人にとって、
チーズはそれ自体が料理なのです。
たとえばコース料理を食べた時、
「少し少ないかな」と思ったとき
チーズを多めに食べるのです。
チーズはパンの最良の友であり、
食後のデザートとしても最高です。

チーズによく合う料理

ひとくくりに高級ナチュラルチーズといっても、
味や風味は種類によって千差万別。
セミハードタイプ、ハードタイプ、
青カビに白カビと、どれをセレクトするかは
料理する者にとって腕の見せ所でしょう。
ここでは、チーズをたっぷり使って、
かつ簡単にできるチーズ料理を紹介していきます。


2010年イギリス、2015年フランスで最高のチーズ賞を受賞した
チーズ工房をご存じでしょうか。
イギリス・ウェールズの大自然の中にある、その工房こそ、
カウズ・ケナース社です。

チャールズ皇太子が王室の食卓に加え、愛食するヨーロッパ最高のチーズの食べ方や料理法についてご紹介します。

2010年イギリスで最高のチーズ賞を受賞したチャールズ皇太子愛食のチーズ。伝統的な製法を六世代に渡って継承して完成したセミソフトタイプの熟成チーズです。

チーズボード(食べ方)

チーズの味わいが濃厚なので、パンはもちろんビスケットとも相性抜群です。デーツ(ナツメヤシ)やヘーゼルナッツを添えることでよりいっそう風味が増すでしょう。

料理の材料として

オーブンで焼くと香りとクリーミーさが引き立つオードブルに――。200度で20分間焼いて、トロトロになったところへ、パンを浸して食べると抜群でしょう。付け合わせのパンは、サクサクとしたソーダブレッドがよく合い、事前にオリーブオイルを軽く塗ってトーストしておけば、もはや言い足すことはありません。

ゴーデン・ケナースの味のレーダーチャート

ウォッシュタイプのチーズですが、ウォッシュ香が苦手という人にも優しい風味です。マイルドで誘惑的な匂いをお楽しみください。 天然の海水で毎日洗って熟成させる独自製法が、塩味を控えさせ、コクとクリーミーさを引きだしています。

食べやすいブルーチーズという新発見。青カビと言えば、かなり塩っ辛く苦みが強いと思いませんか?ところが、この新種はクリーミーでさわやかなテイストなのです。

チーズボード(食べ方)

シンプルにそのまま朝食やランチのおつまみに。酸味のあるパンかサワードウブレッドを用意して、蜂蜜、特にラベンダー蜂蜜をたらすと絶品です。付け合わせのフルーツにはイチジクや西洋ナシやクルミがぴったりでしょう。

料理の材料として

料理人の常識通り牛肉の赤身との相性が抜群です。ヒレステーキの上で溶けていくパールラスをご想像ください。ジャンボマッシュルームにスライスしたガーリックとパールラスを詰めてグリルすると、胃袋をしっかり満たす本格グルメのできあがりです。またサラダやパスタのトッピングにもぴったりです。

パールラスの味のレーダーチャート

工房での試行錯誤の末に発見された新種の青カビが、さわやかな食感のブルーチーズをもたらしました。 青カビの匂いが苦手という方に、ブルーチーズの本当のよさを知っていただける、苦みや塩気を控えた日本人好みのマイルドさです。
英国大使館の試食で高評価。日本人好みの強いチーズ。熟成度を一定に保つワックスコーティングのハードタイプチーズです。力強くて切れ味のいい添加物ゼロのチーズです。

チーズボード(食べ方)

クラッカーにカウズ・クリフをひと欠片乗せれば、軽いスナックが豪華なスイーツに変身します。デザートに添える時は、青りんごや干しブドウやデーツ(ナツメヤシ)などをチョイスすることをお勧めします。

料理の材料として

ピーマンの種を取りカウズ・クリフを詰め、オーブンで200度で20分焼けば、一品料理のできあがりです。焼く前に松の実(パインナッツ)を振りかけておけば、さらにコクが深まります。オードブルに、またグリーンサラダに散らしてもおいしいです。

カウズ・クリフの味のレーダーチャート

カウズ・クリフのクリフは「強い」を意味します。その名の通り濃厚なチーズの力強さとなめらかな食感を併せ持ち、さらに貴賓を招いての各種ご試食会で、日本人に一番人気となりました。 ワックスが品質を保ち、味の劣化を防いでいます。
本場ウェールズで一番人気のリーキ(ポロねぎ)と白ワイン風味。リーキ(ポロねぎ)と白ワインで味付けしたハードタイプのチーズです。リーキはウェールズの国章・国花で、地元では一番よく売れています。

チーズボード(食べ方)

野菜とよく合うチーズです。特にセロリやニンジンは一度は試す価値があります。野菜を薄くスライスしたあと、ケニン・ケナースをひと欠片乗せるだけで逸品サラダの完成です。朝食の一品にそのままカナッペに、またクリームで少しゆるめてディップにしたりと幅広く楽しめます。

ケニン・ケナースの味のレーダーチャート

工房のあるご当地ウェールズで一番人気のハードタイプチーズです。 チーズの濃厚さの中に、リーキがさわやかな風味わもたらしています。 力強く豊かな風味をお楽しみください。
アプリコット(アンズ)とブランデーが香るデザート感覚のチーズです。チーズケーキやプディングに代わる食後の特別な楽しみにぴったりです。華のある豊かな甘みが特徴で、白のボジョレーワインと良く合います。

チーズボード(食べ方)

アンズにブランデーという渋い甘さとチーズのほどよい塩辛さを併せ持つため、甘いお菓子と交互につまんでも香りや味でひけを取りません。さらに隠し技として、ダイス状にカットしたダークチョコレートに載せると、おいしさが倍増しです。 カナッペなどのオードブルやそのままデザートとしてもどうぞ。

ブランディブラフの味のレーダーチャート

ほのかな甘みがデザート感覚をもたらした、ワックスコーティングのハードタイプです。 濃厚なコクの中に香る繊細で華のある甘みが、食後の楽しみをリッチに盛りあげてくれるでしょう。

ゴーデン・ケナースの味のレーダーチャート

ウォッシュタイプのチーズですが、ウォッシュ香が苦手という人にも優しい風味です。マイルドで誘惑的な匂いをお楽しみください。 天然の海水で毎日洗って熟成させる独自製法が、塩味を控えさせ、コクとクリーミーさを引きだしています。

カウズ・クリフの味のレーダーチャート

カウズ・クリフのクリフは「強い」を意味します。その名の通り濃厚なチーズの力強さとなめらかな食感を併せ持ち、さらに貴賓を招いての各種ご試食会で、日本人に一番人気となりました。 ワックスが品質を保ち、味の劣化を防いでいます。